作成日時 :1/29/02 23:30 

「旧98用モニターをMacintoshで使おう!」
改造された方の詳細レポートです。

レポートをお送り下さった方に心より御礼を申し上げます。村山


◆矢萩 秀則 様 factory@silk.plala.or.jp から頂いたレポートです。

  著作者:矢萩 秀則 様 <<ご質問等がある方は直接、矢萩様本人にメールして頂いてもOKとのことでした。>>


はじめまして、北海道在住の『H's』のネームで矢萩 秀則と申します。
先日98モニターのページを見て私も改造してみましたのでレポートします。
改造したのは、NEC純正のPC−KD845nという型番で私が98を使用してい
たときのものでした、98(互換機のEPSONですが)本体が無くなりモニター
だけが残り5年程倉庫で眠っていたものです、SE/30にXceedを取り付けたので
カラー表示させたく改造を試みました。が、SE/30では表示出来ませんでしたが
Quadra840AVをテスト機にして見たところ、表示可能となりました。


1:モニターコントロールパネルでの設定は、表示幅の640×480の表示が出来
  ません。560×384?の表示のみ使用可能です。

2:画面自体が横長の表示でワイドテレビの様に表示されます。
  アイコン等も横長に表示になり太ってます。

3:画面右側が欠ける。Macの画面に4隅の丸みが消えるくらい
  使用感は他の方と似たようなものでした。


さらに、モニターの調整を試みました。
画面表示を可能な限り『4:3』にするためにモニターの筐体を開いて調整します。
この際モニターにもよりますが、正位置で置くことが出来ないものもあります
わたしは、ガラステーブル上にモニター面を下にしてのせテーブルの下に鏡を
置いてその鏡を見ながらの作業でした。

 調整個所は『H.HOLD』『V.HEIGHT』『H.PHASE』『V.CENTER』『SIDE.PIN』のコア
ボリュームをコアドライバーで回します。決して金属ドライバーは使用しないように!
ボリュームは002.jpgの画像を参考にして下さい。


1 VR501『H.HOLD』    水平方向の表示幅の調整(これが難しいです)
2 VR401『V.HEIGHT』  垂直方向の表示幅の調整
3 VR502『H.PHASE』   水平方向の表示位置調整
4 VR403『V.CENTER』   垂直方向の表示位置調整
5 VR402『SIDE.PIN』  糸巻画面の表示調整(たぶん)


1の調整は過ぎると画像(001.jpg)の様になります、一端画像の様にして戻しながら
正常に表示出来るようにした方がいいでしょう。逆にぎりぎり異常表示が出る直前で
やめると、次回に電源を入れたときには、正常に表示されません。


001.jpg『H.HOLDの回しすぎの画面』


2は私の場合回せるだけ回してあります。

3は同じく様に画面を一端左側にずらして右に戻しながらの方がいいです。左端が折
り返した様な表示になりますので、正常位置で終わらせます。

4は画面上で中央に来るように普通に調整できました。

5は回してみてもよく解らないのでそのままにしました。

6最後に画面の輝度の調整もしました。モニターを外側から調整するコントラストと
ブライトを最大にします。そのご003.jpgの『SCREEN』のボリュームで一番明るく正
常に表示されるよう調整します。あとは、外側から調整します。

002.jpg『調整ボリュームその1』               003.jpg『調整ボリュームその2』


最後に、筐体を元に戻し、モニターコンパネで560×384に設定しました。
大きさは別して、ほぼ正方形が表示されるようになります。
004.jpgの画像が調整終了の画面です。

004.jog『出来上のモニター画面』


いかかですか?PSのツールパレット等を置くのに丁度いいと思います。
くれぐれも高電圧にご注意を!

画像を添付してあります。

 


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